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言葉を飾るよりも大切なこと

【原文】

巧言令色、鮮矣仁。

【書き下し文】

巧言令色、鮮(すく)なし仁。

【現代語訳】

人に気に入られるように口先でうまいことだけを言い中身が伴わない人には、

「仁」の心がないものです。

【私見】

本言は「学而第九篇」に記載されています。

「こうすれば必ず〇〇できます!」など、巷には耳に心地よい言葉が溢れています。

一方で自分自身が同じように「みんなが△△している…」「大勢の人が××って言ってます」など、似たような言葉を使ってしまっていることはないでしょうか…?

このようなコミュニケーションで、本当に相手に信用してもらえるのでしょうか…


では、相手に信用されるためにはどのようにすればいいのでしょう。

信頼を得るために大切なことは、言葉を飾ることではなく、思いやりを言葉に込めることではないでしょうか。


孔子の理想とした「仁」という道徳については、『論語』の中でさまざまな角度から説かれています。この句は、その仁を体得した人の人間像を具体的に示しているものといえるのではないでしょうか。

山川義人(やまさん)
山川義人(やまさん)https://lit.link/wellbeingyama3
首都医校非常勤講師、moxafrica、(株)ケアクル 鍼灸師、鍼灸教員資格 1976年生まれ、埼玉県さいたま市出身。 東北大学文学部で哲学(西洋哲学、ドイツ観念論)を専攻した後、NTT東日本に入社。遠隔医療システム構築や動画配信事業、法人事業企画に従事。 上司や友人知人を自殺で失い、メンタルヘルスで悩む人の多い社会を憂い、脱サラ後、鍼灸免許/鍼灸教員免許を取得。 現在は専門学校で教鞭をとる傍ら、moxafricaでの活動や日本人鍼灸師の海外チャレンジのサポートを通じて、日本鍼灸および日本人鍼灸師の海外輸出支援を主に活動。 趣味はサーフィン。 将来の夢は、育成した後進を日本中・世界中に輩出し、教え子の様子を見るという言い訳のもとに日本中・世界中を旅すること。
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