カラダの取説をつくろう
はじめまして。
横浜市の鶴見区で鍼灸院を営んでいます高橋洋輔です。
日頃は”ポップに東洋医学を伝える”をテーマにいろいろ活動してます。
このコラムでは 「カラダの取説」を一緒に作ることを目的としています。
”誰でも自分と誰かを元気にする力を持つ”という信念のもと
ご覧の方が「自分を元気にするための方法」を身につけていただくのがテーマです。
取扱説明書というのは、いわゆるトリセツです。
部品の名称や使い方、トラブルシューティングなど書いてあるアレです。
生まれてから、ずっと当たり前にある「カラダ」
ひとりひとつ持っているけれど使い方もわからず、非常に感覚的に付き合っているのが現状かと思います。
そんなカラダに「取説」が作れたらいいと思いません?
取説がないなんて、名前も知らない電化製品を「何とかして」と頼まれるようなものです
(初めてiPhone持った時、説明書も無くてそんな気分になりました笑)
きっと、現状はカラダに問題が起きても
②何となく、わからないまま考えたり行動する(場合によって悪化)
①不安だから(むやみやたらと)詳しい人に身を任せる
だろうかと思いますが、取説があれば
◉自分を元気にできる・カラダとの向き合い方がわかる
◉問題が起きないように生活できる
◉専門家に頼むタイミングや状況がわかる
大きく大きくいうと、いい人生につながるものだと思います。
自分の取説を持っているかどうか。これが人生にとって大きな差を作ります。
元気で生きるか、病気で生きるか
人生100年時代と言われる昨今ですが、どうやら「自分の健康は自分で守る時代」のようです。
もっと言えば「自分の元気を自分で創る」なのだなぁと思っています。
というのも、、、病気の人、多いいと思いませんか?
これだけ医療が進歩しているのにも関わらず周りの人病気だらけですよ。
病院はいつも人だかりだし、国民の医療費は右肩上がりだし。
先日、とある患者さんが「自分を含めて、家族が飲んでいる薬の種類を数えたら20超えてた」と言ってました。すごいですよね。
医療は進化して、研究も大いにすすみ、健康情報は溢れていますけれども
「”自分自身”を元気にする方法」について知らない人ばかりです。
例えば、「長湯って入っている間は温まって気持ちいいけれど、出た後には冷えてしまって長期的に考えると体に良くないよ。」みたいな考え方や、具体的な方法論って意外と知られていない。
企業などあちこち呼ばれて健康講座ったりするんですが、毎回「ご自身の元気度合いは今何%くらいですか?」と聞くんですね。
その結果の平均値って「50%」なんですよ。一番低い回では「最高値が35%」でした。
まー、驚きました。幼稚園主催のお母さん向け講座でした(全国のお母さん、お疲れ様です…。)
シンプルに考えてみても
今、50%しか出せない状態の方が、何もせずに10年後を迎えて「100%になりました!!」はありえないじゃ無いですか。
今が最も人生で若い日ですよ!
それで、50%なんですからこの先どうなるの?って話ですよね
あなた自身はどうですか?今の元気はどれくらいですか?
20年後はどう?30年後は?人生が終わる頃の状態はどうなっていそうですか?
疲れた朝を迎えて
いやいや仕事に行って
疲れ果てて帰ってきてから家のことをやって
浮腫んだ足の重さを感じながらお風呂に入って
溜まったビデオを眺めながら眠気に襲われて変な姿勢で寝てしまったり
運動不足で体がたるんできて気になるけれど忙殺されていたり
ジリジリと病気になっていったり
動けなくなってしまったり
好きなことをできない「最高とは言えない時間」を過ごすの嫌じゃないですか。
治療を受けて、うちのお話会に来てくださる方なんかは
朝スッキリ起きて
「何食べさせてあげようかな〜」なんて思いながらご飯を作って
仕事への熱意も持ちながら出勤して
帰ってきてから勉強したり、気分転換でドラマみたり
綺麗にしてある部屋でぐっすり眠りに入ったり
自分の体を理解して、専門家とも答え合わせをしながら
季節的な波や、年齢的な疲れも乗り越えて
自分なりの元気さで、楽しく「最高な人生」を送る
なんて方向に舵を切ってます。実際にそうなっている方の話を聞くと本当に嬉しい。
どちらも同じカラダでできるんです。
「向き合ったか、向き合っていないか」
「知っているか、知っていないか」
「行動したか、してないか」
の差です。
しっかりと学んで、向き合って
少しずつ行動すると取説ができていきます。
取説ができると、自分のカラダを最高の状態にする方向に進めるんですね。
大切なのは、「元気な自分でいたい」と心から思うことです。
次回以降は、具体的なお話をしてみたいと思います。
今回は、取説の「はじめに」の部分みたいな感じですね。
カラダの取説づくり、またお付き合いくださいませ。
カラダの取説づくりその1