初めまして!宮城県仙台市で鍼灸師をしている小泉直照と申します。
この度、「東洋医学レポートTamba」創刊にあたり、そうそうたる著者の皆様のメンバーの中に入れていただきましたので、これから私も色々書かせていただきます。
この「東洋医学レポートTamba」は、【健康になる人を増やしたい】というテーマのもとに、様々な症状でお悩みの方たちに、東洋医学ではどう考えるか、どんな解決方法があるかなどの様々な価値の高い情報を提供していくオンラインメディアと聞いております。
私の専門分野は鍼灸なのですが、現在は鍼灸院で鍼灸治療を行いながら、大学病院でも漢方治療と連携した鍼灸治療に携わらせていただいており、また鍼灸専門学校の教員や、医師・鍼灸師・鍼灸を学ぶ学生の方たちに講義やセミナーもさせていただいております。
実は、その他にも仙台のNHKカルチャーセンター様からご依頼をいただき、過去には「東洋医学でセルフケア」という一般の方向けの講座も行っておりました。
一般の方向けの講座をしていた時に良くお伝えしていたのは、「皆さんが普段何気なく利用しているものも東洋医学なんですよ!」ということです。
例えば、一般の方たちに「東洋医学って何があるかご存じですか?」と聞くと、出てくるのは大体「漢方」。
そして次に「鍼灸」です。
あとは時々「按摩(あんま)」や「指圧」が出てくるぐらいでしょうか。
もちろんこれらはいわゆる「東洋医学」です。漢方や鍼灸、按摩などを上げてくださった方たちは、全員正解です!
しかし、実はほかにも色々東洋医学ってあるのです。
そもそも「東洋」とは何でしょうか?
学問的には実は色々あるのですが、デジタル大辞泉では、
『1.アジア諸国の総称。特に、日本・中国・インドなどアジアの東部・南部をさす。
2.中国で、日本を指していう語。』
という風に書かれています。
アジア諸国の総称。ということは、例えば「インド共和国」も入ります。
インド共和国にも有名な「東洋医学」があるのをご存じでしょうか?
【アーユルベーダ】
聞いたこともある方もいるのではないでしょうか?
アーユルベーダは、日本ではエステ業界などで行われており、日本の国家資格ではないため、医学のイメージはあまり無いかもしれませんが、インド共和国では今現在も医学的な目的で行われており、インド共和国の国家資格にもなっています。
日本でも比較的なじみが深いのは「シロダーラ」という、眉間に温かいオイルを流していくものでしょうか。
その他にも「ナスヤ」というオイルを鼻に垂らす、日本でいう「鼻うがい」のような治療なども行われています。
その他にも、アジアにはいろいろな国があります。
「タイ王国」の東洋医学というともう何となく思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか?
「タイ式マッサージ」も東洋医学の一つです。
これ以外にもセルフケアにはなりますが、「太極拳」や「ヨガ」も幅広い意味での東洋医学の一部になります。
「漢方」、「鍼灸」、「按摩(あんま)」、「指圧」、「アーユルベーダ」、「タイ式マッサージ」、「太極拳」、「ヨガ」…
これだけあると、どれか一つは経験したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか??
さて、それでは本日のまとめです!
①東洋医学は漢方や鍼灸だけではなく、アーユルベーダやタイ式マッサージなど色々なものがあります。
②治療からセルフケアまで幅広い分野を網羅しているのも魅力の一つです。
③まずは身近なものから試してみてください。
それでは次回は鍼灸についてもう少し深堀していきますね!
お楽しみに!!