東洋医学レポートTamba 医師、鍼灸、漢方、手技治療の専門家メディア

ホーム鍼灸HSPとの付き合いかた

HSPとの付き合いかた

こんにちは、元うつ病鍼灸師のまなです。

回復して11年が過ぎ、薬を飲まずとも日々生活をしています。

さて、最近よく耳にするようになってきたHSP。ハイリーセンシティブパーソンの略で、日本語では「繊細さん」と呼ばれたりします。

私がHSPを知ったのは、「うちの患者さんって似たような人が多いなぁ」と思っていた事がきっかけでした。

☑︎人の目が気になる

☑︎他の人が気がつかない事に先に気づいてしまう

☑︎その結果仕事が増える

☑︎大きな音が苦手

☑︎怒鳴っている人がいると落ち着かない

☑︎何か問題が起きると、自分に責任があるのではと思う

などなど・・・。

私と似た人が患者さんとしてみえるから、不思議だなぁと思っていたので調べたところ、HSPという概念をしりました。

私のお勧めのチェックサイトはこちらです。

そして、私もおそらくHSP。

うつやパニック障害を患っていたのは、根本はHSPだったからだと思います。

では今はどうお付き合いをしているのか。

①「〇〇だったらどうしよう」と思った時に「本当にどうなるの?」と改めて自分に聞いてみた。

開業三年目に元々予定していた移転をする事になり、融資を受ける事になりました。「返せなかったらどうしよう」とうじうじ悩んでいましたが、ある方に

「返せなかったらどうなるの?自己破産するだけ、死にはしない」

と言われて、「確かに。」とあまり予想外のとんでもない事は起きないのを自覚しました。

②「気づいちゃった」と思っても「気づいた自分」を受け止めるだけ

気づいちゃった、とネガティブに捉えていました。ああ、気づいたからこれをやらなければいけない。と、その先の展開に憂鬱になっていたのであって、気づいた事が悪い事ではないと思うようになりました。

③自分の中の「良い」「悪い」を決めていた検品おばちゃんを解雇した。

生きづらかった時の私は、全てを「良い」「悪い」で判断していたように思います。その2つに区別する方法しか知らなかったので、「親のいう事を聞く事が良い事だからしなければならない」「勉強しないのは悪い事だ」と思っていたのです。

しかし、「親のいう事を聞けない自分もいるんだ」「勉強したくないな」と素直に言えるようになりました。

とはいえ、なかなか自分の思考の癖は変わりません。

でも、今「変わりたい」ともし思ってこの記事を読んでいるのであれば、あなたは「変わりたい」のではなく「自分らしくありたい」のかもしれません。

その為にも、「自分らしさ」とはどういう事なのか、を知れる機会があるといいのかもしれません。

米倉 まな
米倉 まなhttps://mana89.jimdofree.com
ここちめいど、静岡大学ケア情報学研究所 鍼灸師、産業カウンセラー 中学時代の不登校、就職後の原因不明の体調不良、20歳頃からはうつ病、パニック障害、自律神経失調症、双極性障害等を発症。投薬療法を始め8年が過ぎた頃に鍼灸と出会い、一時は1日30錠以上になっていた薬を自然と断薬。なぜ自分に鍼灸が効いたのかを知りたく、鍼灸専門学校に入学。 整骨院・病院勤務後にまな鍼灸堂、後のはりきゅう処ここちめいどを開院。自身の経験を元にメンタル鍼灸を掲げ、患者に寄り添った施術を行いつつ、全国の鍼灸師が心に寄り添えるよう、オンラインサロンここちめいどを運営している。 2015年 まな鍼灸堂開院。 2017年 日本健康創造研究会「うつと鍼灸治療」講演 他年間全5件 2018年 人工知能学会学術大会 コモンセンス知識と情動研究会「元うつの鍼灸師が内省するからだとこころの変容」講演 他年間全9件 2019年 「うつ病心のケア合宿」講演 他多数 2020年 鍼灸師向けメンタル✖️鍼灸オンラインサロン「ここちめいど」開始。治療院名をはりきゅう処ここちめいどに改名。
RELATED ARTICLES
- Advertisment -

人気の記事